振袖の柄にはいくつもの種類があり、モチーフごとに意味や願いが込められています。お祝いにふさわしい、人気の柄をご紹介します。

華やかな花柄

季節感があって華やか、振袖に彩を添えてくれる花柄は人気の柄。桜や小花なら可愛らしく、牡丹やバラなど大ぶりの花柄ならインパクトをもたせられるなど、花の種類や大きさによってイメージが変わります。

• 桜：豊かさ・繁栄
• 薔薇：愛・上品・可憐
• 菊：浄化・厄除け・長寿
• 椿：美しさ・輝ける未来
• 梅：美しさ・忍耐・力強さ・清廉潔白
• 百合：純潔・無垢
• 牡丹：豪華・幸福・富や地位の象徴
• 紅葉・楓：長寿・幸せ

複数の花が流れるように絞り染めされた「辻が花」は、豪華で華やか。幻の技法ともいわれ、成人式の振袖にも人気です。

縁起のよいモチーフ

扇や手毬、御所車などのアイテム、竹や蝶といった縁起のよい動植物なども人気です。

• 手毬：困難が丸く収まる・幸せが弾む
• 扇：繁栄・未来
• 御所車：高貴
• 糸巻き：長寿・人との絆を固く結ぶ
• 矢羽根：邪気を払う
• 鶴：長寿・豊かさ
• 鳳凰：平和・幸福
• 蝶：成長・吉兆・不老不死・立身出世
• 松：不老長寿
• 竹：成長・生命力

花車のように、縁起のよいモチーフと花を組み合わせた柄もあります。花車には「幸せがあふれる」という意味があり、七五三や成人式の振袖にもよくあしらわれています。

伝統的な吉祥文様

吉祥文様（きっしょうもんよう）とは、縁起のよいモチーフや動植物を用いた伝統的な文様のこと。中でも、平安時代によく用いられていた柄を有職文様（ゆうそくもんよう）と呼びます。

どちらもおめでたい場にふさわしい柄として、振袖だけでなく、工芸品や装飾品にもあしらわれています。

• 亀甲：長寿
• 七宝：円満・調和
• 唐草：繁栄・長寿
• 麻の葉：成長・健康
• 市松：繁栄
• 紗綾形：末永い繁栄と長寿
• 青海波：末永く穏やかに暮らせる
• 熨斗：長寿

複数の熨斗が束ねられた「束ね熨斗」になると、「祝福」「人とのつながり」「長寿」といった意味になります。また、長い熨斗が長寿を願う気持ちを表しています。

京都きもの友禅の人気振袖TOP3は次のとおりです。

No.1【正絹 京友禅】大人っぽい紺地の振袖に咲く可憐な桜、知性と気品を愛らしく纏って

No.2【正絹 京友禅】黄×茶でレトロモダンに、大輪の梅の花々を大人の配色で着こなして

No.3【正絹 京友禅】めずらしい薄紫の辻が花で女性らしさを引き立て、雅やかな雰囲気

人気No.1…No.1177

上品で深みのある紺色にトレンドのくすみカラーの花々が咲き誇り、落ち着いた雰囲気の中に愛らしい華やぎを添えています。

人気No.2…No.1093

梅の力強い大輪の花々を大人の配色で着こなす、クールで目を惹くデザイン。帯や小物に明るい色を合わせることで、モダンな雰囲気をより際立たせることができます。

人気No.3…No.328

辻が花という特選技法振袖。全体的にトーンを抑えた配色ながらも、はかなくも美しい雰囲気が魅力。薄紫にピンクやゴールドが加わり、雅やかで気品あふれる印象を与えます。

同じ柄でも、振袖の地色や柄の配置、コーディネートが変われば印象が変わります。いろいろな振袖を試着しながら、お気に入りの一着を探してみてくださいね。

振袖は、柄を絞って探すよりも、振袖全体のテイストをベースに考えると探しやすくなります。振袖のテイストについてご紹介します。

クラシック：伝統的な王道スタイルを着こなしたい方に

王道スタイルを楽しみたい方には、クラシックテイストの振袖がぴったり。辻が花、京友禅、金彩友禅など、日本の伝統的な技法を用いた振袖なら、華やかさと厳かさが感じられ、どこか落ち着いた雰囲気に。古典柄の振袖は、成人式はもちろん、結婚式などのおめでたい席にもぴったりです。

クラシックテイストの振袖はこちらでご覧いただけます。

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キュート：可憐でかわいく振袖を着こなしたい方に

キュートなテイストの振袖は、きらびやかで華やか。白やピンク、水色、薄黄色に華やかな花柄があしらわれているものが多く、かわいいものが好きな方にぴったりです。

キュートなものは好きだけれど、可愛すぎるのはちょっと…という方は、ダークカラーの振袖に可愛い小物をあわせて、大人可愛い着こなしを楽しみましょう。

キュートテイストの振袖はこちらでご覧いただけます。

https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/furisode/cute

クール：シックでカッコよく振袖を着こなしたい方に

カッコよく振袖を着こなしたい方におすすめなのが、クールなテイストの振袖。モノトーンやダークカラーがベースで柄が少なめなど、シンプルなデザインが多いです。

シックな雰囲気ながら、振袖ならではの華やかさがあり、凛として芯のあるイメージで振袖を着こなせるでしょう。

クールテイストの振袖はこちらでご覧いただけます。

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レトロ：個性的でオシャレに振袖を着こなしたい方に

どこか懐かしさがありつつ今っぽいレトロテイストの振袖は、個性的でオシャレに振袖を着こなしたい方にぴったり。インパクトのある振袖の色や柄に負けない、大ぶりな小物をあわせてみて。

帽子やブーツなどとあわせたレトロなコーディネートもステキにまとまるでしょう。

レトロテイストの振袖はこちらでご覧いただけます。

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ナチュラル：優しく柔らかい雰囲気で振袖を着こなしたい方に

ナチュラルテイストの振袖は、あたたかみがあって柔らかく、優しい印象を与えます。肌なじみがよい色が多く、透明感があって大人かわいいムードを演出できるでしょう。

帯・帯揚げ・帯締め・半衿など、小物類も振袖にあわせてワントーンにまとめると、洗練されたトレンド感のある着こなしになります。

ナチュラルテイストの振袖はこちらでご覧いただけます。

https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/furisode/natural

振袖選びで「なりたい自分」を叶える鍵となるのが、地色です。地色は全体の印象を大きく左右し、柄の持つ意味や華やかさを引き立てます。ここでは、今注目の人気色をランキング形式でご紹介します！

【1位：白】清楚でピュアな透明感！柄を最大限に引き立てる万能カラー

清らかな白は、無垢な魅力を引き立てる不動の人気色。光を反射しやすいためレフ板のような効果があり、顔周りをパッと明るく見せてくれます。

・印象: 清楚、透明感、洗練

・着こなしのポイント: 帯や重ね衿に赤や金など強い色を差し色として用いることで、より華やかな主役級の着こなしが完成します。小物の色次第でキュートにもクールにも自在に変化できるのが魅力です。

白系の振袖はこちらでご覧いただけます。

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【2位：紺】知的な印象と上品な落ち着きを纏うクールシックな一枚

深みのある紺色は、知性と落ち着きを感じさせる大人の色。肌の白さを際立たせる効果があり、凛としたクールな雰囲気を演出します。

・印象: 知的、シック、品格

・着こなしのポイント: 伝統的な古典柄が最も美しく映える色の一つです。帯揚げや帯締めには、金や銀のメタリックカラーを選ぶと、格調高く華やかな印象になります。

紺・黒系の振袖はこちらでご覧いただけます。

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【3位：赤】華やかさNo.1の王道カラー！成人式に欠かせない「主役の色」

古くから慶事の色として愛されてきた赤は、振袖の「王道」。会場でもひときわ目を引く華やかさがあり、「誰よりも目立ちたい」「主役になりたい」という方に選ばれ続けています。

・印象: 情熱的、華やか、正統派

・着こなしのポイント: 赤といっても朱赤やワインレッドなど濃淡で印象は変わります。柄の色に白や金が多く使われているものを選ぶと、華やかさが増し、正統派の古典美が際立ちます。

赤系の振袖はこちらでご覧いただけます。

https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/furisode/red

【4位：緑】穏やかさと個性を両立！トレンドのレトロにも合うアースカラー

緑は、穏やかで優しい雰囲気と、個性的な存在感を両立できるカラーです。深い緑（深緑）は古典的な美しさを、明るい緑（ミントグリーンなど）はトレンドのレトロモダンな雰囲気を演出できます。

・印象: 穏やか、個性的、和モダン

・着こなしのポイント: 流行のレトロテイストとも相性が良く、特に古典柄や竹、松などの文様と合わせることで、和の深みを大切にした着こなしが叶います。

緑系の振袖はこちらでご覧いただけます。

https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/furisode/green

【5位：ピンク】女性らしさを最大限に引き出す、永遠のキュートカラー

可愛らしさや女性らしさの象徴であるピンクは、顔周りをパッと明るく見せてくれるフェミニン派の定番。濃淡のバリエーションが広く、選ぶトーンによって大きく印象が変わります。

・印象: フェミニン、可憐、優しい

・着こなしのポイント: 桜や小花柄との組み合わせは可憐な印象に。濃いめのショッキングピンクなどは、大人っぽく華やかな装いを好む方におすすめです。淡いトーンでまとめれば、優しげなワントーンコーデも楽しめます。

ピンク系の振袖はこちらでご覧いただけます。

https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/furisode/pink