振袖にブーツを合わせても大丈夫?振袖レンタル・購入時にブーツ選びで失敗しないポイントを紹介

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振袖といえば足元には草履を合わせるのが一般的ですが、中には自分らしさを演出するためや移動のしやすさを考えてブーツを履きたい方もいるでしょう。では、そもそも振袖にブーツを合わせるのは問題ないのでしょうか?ブーツを履く場合に気をつけたいポイントもあわせて紹介します。

目次

1 振袖にブーツはOK?
2 振袖にブーツを合わせるメリット
3 ブーツを選ぶときの注意点

脱ぎ履きしやすいタイプ

色は黒・ブラウン・白がおすすめ

素肌が見えない丈

1 振袖にブーツはOK?

ブーツを履くこと自体がNGというわけではありませんが、振袖にはフォーマルな草履を合わせたほうが無難です。

地域によって異なりますが、成人式が行われる時期は冬場が一般的ですから、防寒のためにブーツを履きたいと思う方もいるでしょう。

また、現代では振袖自体をあえて正装とは違う型で表現し、トレンド感を演出する為にブーツを使用することもよくあります。

もちろん、ブーツを履いておしゃれを楽しむのもひとつですが、草履を履くことで振袖姿をよりいっそう美しく見せることが出来ます。

ちなみに、草履にはフォーマル用とカジュアル用の2種類があります。

草履の格は、かかとの高さと素材で決まります。かかとが高ければ高いほど格が上がり、冠婚葬祭などフォーマルな場にふさわしくなります。

成人式には、金糸や銀糸で刺繍が施された華やかな鼻緒に、足を乗せる台はゴールドやシルバーのものがおすすめです。

草履に合わせる足袋にも格式があり、礼装用には季節問わずに履ける、最高級の木綿でできたキャラコの白足袋が適しています。カジュアルな場所でも基本的には白足袋を履くことが多いです。

2 振袖にブーツを合わせるメリット

フォーマルな場面では草履を合わせるほうが無難とお伝えしましたが、最近では振袖をファッション感覚で楽しみたい方など、ブーツを履く方も増えてきています。

ブーツのメリットは足首が引き締まり、足長効果が期待できることや、草履と比べて歩きやすく長時間履いてもあまり疲れないことです。寒い冬の日には、足元を冷えから守ることもできます。

雨や雪が予想される場合は、足元の汚れや濡れを避けるためにブーツを選ぶという選択肢もあります。

「草履もブーツもどちらも捨てがたい」という方は、成人式当日は草履を履き、前撮りではブーツを合わせて自分らしい姿を思い出として写真に残すのもよいでしょう。

草履とブーツでは、自ずと全体のシルエットが異なってきますので、草履の正装スタイル・ブーツのモダンスタイル、どちらも楽しんでみてはいかがでしょうか。

3 ブーツを選ぶときの注意点

ブーツの難点は、脱ぎ履きがしづらいことです。ブーツの着脱時に振袖の裾がはだけるとだらしなく見え、せっかくの振袖が着崩れてしまいます。

また、草履と比べてブーツの脱ぎ履きには時間がかかるため、周りの方に迷惑をかける恐れがあります。

振袖にブーツを合わせるときは次の3点に注意しましょう。

脱ぎ履きしやすいタイプ

ブーツを選ぶ際は、サイドにジップがついていたり、ゴムになっていたりする脱ぎ履きしやすいタイプがおすすめです。

これなら、軽くしゃがみ込むことでラクに脱ぎ履きでき、振袖の袖が床に触れて汚れたり、生地を傷めたりという心配が軽減されます。

色は黒・ブラウン・白がおすすめ

フォーマルな装いである振袖にブーツを合わせる場合は、カジュアルすぎないデザイン・色味のものを選びましょう。

形はスタンダードでなるべく装飾がついていないシンプルなものがおすすめです。

色は黒かブラウン、色味を入れたい場合は白やワインレッドなど落ち着いた色のほうが振袖にも合わせやすいでしょう。

素肌が見えない丈

生足やタイツが見えてしまわないように、ブーツの丈はミディアム丈が理想です。

ショート丈では、歩くたびに素足やタイツが見えてしまい好ましくありません。また、ロングブーツは脱ぎ履きがしづらいので避けた方がいいでしょう。

成人式というフォーマルな場面では、振袖に草履という装いが基本ではありますが、最近はブーツを合わせる方も増えています。ブーツが気になる方は振袖レンタル・購入の際に、ぜひ一度お試しください。

ブーツは足元の防寒対策になるだけではなく、スタイルアップ効果も叶うアイテムです。成人式では草履を履き、前撮りでブーツを合わせて2通りの装いを楽しむのもよいでしょう。

ぜひ、自分らしい振袖姿で素敵な日を迎えてください。

監修鈴木 則子

1938年 東京出身。1956年、山野高等美容学校に入学。
卒業後、山野愛子分室フタバ美容室で修行。20歳で独立し、トミー美容室を開業。
黄綬褒章
卓越技術者「現代の名工」
全日本美容講師会着付最高師範

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